
サンマリノGP決勝は、ポールシッターのケイシー・ストーナーが7周目で転倒してリタイアとなり、2番グリッドからスタートしたヴァレンティーノ・ロッシが今シーズン6勝目、最高峰クラス通算68勝目を挙げ、ジャコモ・アゴスティーニの記録に並んだ。2位にはチームメイトのホルへ・ロレンソが入り、フィアットヤマハは1−2フィニッシュを達成し、3位にはチェコGPに引き続いてトニ・エリアスが入った。
イタリアのミサノは晴れて素晴らしいコンディションとなり、多くのイタリア人ファンが詰めかけて地元のロッシに大声援を送った。また、サッカー界の英雄、ディエゴ・マラドーナもサーキットに駆けつけ、レース前にロッシと包容を交わして健闘を祈った。
スタートではストーナーがホールショットを奪い、3番グリッドスタートのダニ・ペドロサが2番手に続いた。ロッシは3番手に後退し、ランディ・ド・プニエ、ロレンソの順となった。良いスタートを切ったド・プニエだったが、オープニングラップ終盤で転倒し、残念ながらリタイアとなった。
2周目ではサンマリノ人ライダーのアレックス・デ・アンジェリスが転倒してリタイアとなり、ロッシもバイクをふらつかせるなどトリッキーな路面に苦戦するライダーが目立った。ストーナーは順調にペースを上げて後続との差を開いていき、差を広げられたくないロッシは3周目でペドロサを抜いて2番手に浮上し、ストーナーを追跡した。
ストーナーとロッシは1分34秒台までペースを上げて走行していたが、ストーナーは7周目に転倒してしまい、2戦連続での転倒リタイアとなった。その後、ロッシは独走態勢に入るかと思われたが、ペドロサを抜いて2番手に浮上したロレンソに徐々に差を詰められ、プレッシャーをかけられた。
レース中盤は5番手以降のポジション争いが激しくなり、トスランド、ドビツィオーソ、バーミューレン、中野がポジションを入れ替えながら走行するスリリングな展開となった。一時は6番手までポジションを上げた中野だったが、9周目にトスランド、13周目にバーミューレン、17周目にカピロッシに抜かれて9番手まで後退し、中野は最終的に12位でレースを終えた。4番手を走行していたペドロサは前を走るエリアスに真後ろまで迫ってオーバーテイクを仕掛けたが、エリアスも譲らずポジションを明け渡すことはなかった。
ロッシはロレンソのプレッシャーを振り切って徐々に差を広げていき、最後はトップチェッカーを受けて今シーズン6勝目を挙げた。チャンピオンシップは、25ポイントを獲得したロッシがストーナーとの差を75ポイントに広げ、ペドロサがストーナーと2ポイント差に迫った。
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