
ブルノで行われたチェコGP決勝は、ポールシッターのケイシー・ストーナーが6周目で転倒してリタイアとなり、2番手スタートのヴァレンティーノ・ロッシが今シーズン5勝目を挙げた。2位にはアリーチェのトニ・エリアス、3位にはリズラスズキのロリス・カピロッシが入り、ワークスチームから新型バイクの提供を受けた中野真矢は見事な走りで4位に入った。
スタートではストーナーが見事な飛び出しでホールショットを奪い、その後はコースレーコードを更新するなど順調なペースでロッシとの差を広げていった。ロッシはストーナーに何とかついていき、2秒以内をキープして走行した。ロッシの後ろではホプキンスとバーミューレンが激しい3番手争いを演じ、3周目でバーミューレンはホプキンスを抜いて3番手に浮上した。
5周目に入ると、12番手を走行していたド・プニエが転倒。最下位でコースに復帰した。その1周後、今度はトップを走行していたストーナーがまさかの転倒を喫してしまう。ストーナーは何とかコースに戻ったものの、バイクを止めて今シーズン初のリタイアとなった。
ストーナーのリタイアによりトップに立ったロッシは、2位に16秒の差をつけて独走態勢に入った。バーミューレンとチームメイトのカピロッシが激しい2番手争いを演じたが、バーミューレンは9周目にバランスを崩してポジションを下げてしまう。これで2番手に浮上したカピロッシだったが、直後にエリアスが彼を抜いて2番手にポジションを上げた。
レース中盤に入ると、8番グリッドからスタートした中野が快進撃を見せる。中野は一時12番手までポジションを下げたが、14周目でバーミューレンを抜いて6番手にポジションを上げると、15周目にホプキンス、17周目にウエストを抜いて4番手まで浮上した。中野はそのまま4位でフィニッシュし、今シーズン自己最高位を記録した。
ロッシは最後まで落ち着いた走りでトップをキープし、トップチェッカーを受けて今シーズン5勝目を上げた。チャンピオンシップは、ロッシはリタイアに終わったストーナーに50ポイントの差をつけて以前とリードを保っている。3位につけているダニ・ペドロサもこのレースではわずか1ポイントの獲得に留まり、ロッシがますます勢いづく結果となった。
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