
オランダGP決勝は、ケイシー・ストーナーが圧倒的な強さで後続を突き放し、見事なポールトゥウィンを達成した。ヴァレンティーノ・ロッシはオープニングラップで転倒し、その後コースに復帰したが11番手でレースを終えた。2番手にはダニ・ペドロサが入り、ロッシに代わってチャンピオンシップのトップに立った。ニッキー・ヘイデンはファイナルラップまで3番手を走行していたが、最終コーナーで突如失速し、コーリン・エドワーズに抜かれて表彰台を逃してしまった。
スタートではペドロサが好スタートを切り、ホールショットを奪った。ストーナーは2番手に後退し、ニッキー・ヘイデンが3番手に続いた。ロッシは出遅れて5番手までポジションを下げ、その後リアを滑らせて転倒した。その際にランディ・ド・プニエを巻き込んでしまい、ド・プニエはリタイアとなった。ロッシはコースに復帰したものの、トップから40秒以上離されて最後尾となった。オープニングラップではアレックス・デ・アンジェリスも転倒し、2台目のリタイアとなった。
2番手に後退したストーナーだったが、オープニングラップでペドロサを抜いてすぐさまトップに立った。その後はペースを上げて後続を徐々に引き離し、独走態勢を築いていった。9番グリッドからスタートした中野真矢は1周目で4番手に浮上し、アンドレア・ドビツィオーソ、クリス・バーミューレンが続いた。この3人は順位を入れ替えながらレース中盤まで激しい4番手争いを展開した。
ロッシの転倒に巻き込まれる形で一時は最後尾付近まで順位を落としたエドワーズだったが、素晴らしいペースで追い上げを図り、11周目で中野を交わして6番手に浮上し、その後もバーミューレンとドビツィオーソを交わして14周目で4番手までポジションを上げた。エドワーズはペースを維持し、3番手を走行していたヘイデンまで3秒差まで詰めていった。最後尾13番手のロッシは上位陣と変わらぬペースで追い上げ、19周目にメランドリを交わし、残り3周でトニ・エリアスを交わして11番手までポジションを上げた。
レース終盤では上位陣に順位の入れ替わりはなく、ストーナーはペドロサに10秒の差をつけて全く危なげないレース展開でトップチェッカーを受けた。ペドロサは2番手でフィニッシュし、チームメイトのヘイデンも彼に続くと見られていた。しかし、ドラマはファイナルラップに待っていた。ヘイデンはエドワーズに4秒の差をつけて3位表彰台を確信しながら最終コーナーを回ったが、ここで突如スローダウンしてしまい、バイクはほぼ停止しかけてしまった。ヘイデンは何とか走り続けることができたものの、最終コーナー立ち上がりでエドワーズに交わされ表彰台を目前で逃す結果となった。
チャンピオンシップはペドロサが171ポイントでトップに立ち、2番手に後退したロッシに4ポイントの差をつけた。2戦連続の優勝で徐々に差を詰めてきたストーナーは、142ポイントでペドロサと29ポイント差となった。
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