
スペインのバルセロナで行われているカタルーニャGPは、地元のダニ・ペドロサが序盤から独走を図り圧倒的な強さで優勝を遂げた。2番手にはサッカーのイタリア代表仕様のバイクとレーシングスーツをまとったヴァレンティーノ・ロッシが入り、ロッシとの接戦に破れたケイシー・ストーナーが3番手となった。
スタートではストーナーとペドロサが飛び出し、ペドロサがホールショットを奪った。ストーナーが2番手、7番グリッドからスタートしたアンドレア・ドビツィオーソが3番手までポジションを上げ、コーリン・エドワーズ、ランディ・ド・プニエ、ニッキー・ヘイデンが続いた。ドビツィオーソはオープニングラップでストーナーを交わし2番手に浮上し、ロッシは9番グリッドから平凡なスタートを切り、1つポジションを上げて8番手となった。
ペドロサは序盤から素晴らしいペースで独走を図り、ストーナーとドビツィオーソが追いかける展開となった。ロッシはヘイデン、ド・プニエ、エドワーズを次々とオーバーテイクしていき、7周目で4番手までポジションを上げた。翌周では3番手のドビツィオーソを交わし、直後にストーナーをもパスして2番手に浮上。ペドロサの追撃態勢に入る。しかし、ペドロサはハイペースで後続を引き離して行き、すでに約5秒の差をつけていた。
10周目に入ると、グレシーニのアレックス・デ・アンジェリスとリズラ・スズキのロリス・カピロッシが次々と転倒を喫し、翌周では6位を走行していたド・プニエも転倒を喫して、いずれもリタイアとなった。
ペドロサは1分43秒台前半で走行し、ロッシとの差を7秒に広げて完全なる独走態勢を築いた。15周目にはストーナーがホームストレートでロッシに迫り、オーバーテイクを試みる。その時は抜けなかったものの、翌周で再びオーバーテイクを仕掛け、1コーナーでロッシを交わして2番手に浮上した。ロッシはストーナーにポジションを譲ったが、その後も落ち着いた走りでストーナーのペースについて行き、残り2周となったところでこの日一番のパッシングポイントとなった1コーナーでストーナーを交わし、再び2番手となった。
ペドロサは抜群の安定感とスピードで他を寄せ付けない完璧なレースを展開し、地元の大観衆の前で見事な優勝を飾った。ロッシは2位のままチェッカーを受け、ストーナー、ドビツィオーソ、エドワーズが続いた。トスランドとバーミューレンはフィニッシュラインまで6番手争いを演じたが、バーミューレンはわずかに届かず7番手に終わった。その後ろにはヘイデンが続き、中野真矢は9番手となった。
チャンピオンシップはロッシが142ポイントでリードを保ったが、135ポイントの2位ペドロサとの差が7ポイントに縮まった。このレースを欠場したホルへ・ロレンソが94ポイントで3位、ストーナーは92ポイントで4位となっている。
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