
中国GP決勝は、2グリッドからスタートしたヴァレンティーノ・ロッシがダニ・ペドロサとの接戦を制して今シーズン初優勝を飾った。2位を獲得したペドロサはチャンピオンシップで単独のトップに立った。3位にはケイシー・ストーナーが入り、足首を骨折しながらもレースに出場したホルへ・ロレンソは大健闘の4位となった。
午前中はウェットコンディションとなった上海インターナショナルサーキットだが、午後のレースが開始される頃にはトラックは乾いてほぼドライとなった。天候は回復することなく再び雨が降る可能性があったためウェットレース宣言が出されたものの、各ライダーは乾いた路面に合わせてスリックタイヤでスタートした。
スタートではポールシッターのエドワーズが好スタートを切ったが、ストーナーがインサイドから1コーナーへ飛びこみホールショットを奪った。しかし、直後にエドワーズがストーナーを交わしてトップを奪い返し、ロッシ、ペドロサ、ロレンソが続いた。
ストーナーはオープニングラップ終盤でエドワーズに追いつき、ホームストレートでエドワーズをオーバーテイクした。しかし、1コーナーでエドワーズが再び前に出て、その隙にペドロサが2台をまとめて抜いてトップに立った。序盤はロッシ、エドワーズ、ストーナーが2番手争いを繰り広げ、5番手のヘイデンの後ろでは6番手争いが激しさを増し、ドビツィオーソ、ロレンソ、カピロッシ、メランドリが一団となって前を争った。
ロッシは4周目でペドロサの前に出てレースをリードしたが、ペドロサはロッシの後ろにぴたりとつけて常にチャンスを伺っていた。両ライダーは1分59秒代のペースで走行を続け、ペドロサはロッシとの差をコンマ1秒に保ちながら接戦のレースを繰り広げた。
3番手のストーナーはロッシとペドロサに徐々に差を広げられ、レース中は常に単独走行となった。その後ろでは12番手スタートのマルコ・メランドリが4番手までポジションを上げたが、ヘイデン、ドビツィオーソ、エドワーズ、ロレンソが彼に続き、激しい4番手争いが展開された。
骨折を追いながらも懸命な走行を続けたロレンソは、14周目にドビツィオーソとメランドリをオーバーテイクし4位にポジションを上げた。トップを走行していたロッシはレース終盤でペースを上げ、コースレコードを塗り替える素晴らしい走りでペドロサとの差を3秒まで広げた。その後も安定した走りでトップチェッカーを受け、今シーズン初優勝を飾った。
チャンピオンシップではペドロサが81ポイントで単独トップに立ち、ロレンソが74ポイント、ロッシが72ポイントでペドロサを追っている。ディフェンディングチャンピオンのストーナーは56ポイントで、トップから25ポイント差となっている。
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