
ポルトガルGP決勝はヴァレンティーノ・ロッシとダニ・ペドロサとの接戦となり、レース巧者のロッシが残り1周でペドロサを交わしてオランダGP以来の優勝を飾った。ストーナーは3位となり、ロッシとのチャンピオンシップのポイント差は76に縮まったが、依然としてストーナー有利は変わらない。4番グリッドスタートの玉田は残念ながら転倒してリタイアとなった。
スタートではストーナーがトップに立ち、ホールショットを奪う。2番手にペドロサ、出遅れたヘイデンは3番手、メランドリが4番手、ロッシは5番手となった。その後ろにはホプキンスが続き、玉田は7位に後退した。ロッシはオープニングラップでメランドリを抜いて4位に浮上し、トップのストーナーを追いかける。
3周目に入ると、ロッシはヘイデンを抜いて3位に浮上した。トップを走るストーナーはなかなかペースがあがらず、リアタイヤを滑らせている。7周目ではホームストレートで並んだペドロサが1コーナーでストーナーをオーバーテイクし、トップに立った。ストーナーの後ろにはコンマ6秒差でロッシが迫り、8周目にロッシは1コーナーでストーナーをオーバーテイクした。
勢いに乗るロッシは9周目でペドロサをオーバーテイクしてトップに立つ。その後もロッシはレースをリードし、そのまま逃げ切るかと思われた。しかし、ペドロサも引き下がらずにロッシをぴったりとマークし、16周目にはストレートで並んで1コーナーでロッシをオーバーテイクした。しかし、ロッシは彼に道を譲り、様子を伺っているようだ。
レース終盤は慌ただしくなり、目まぐるしく状況が変わっていった。カワサキのランディ・ド・プニエは残り6周でエンジンブローを喫してレースを終えた。ギュントーリはピットに戻りマシンを降りたが、翌周には再びコースに戻った。
2番手に下がったロッシはペドロサの様子を見ながら走行し、終盤でのオーバーテイクのチャンスを伺っていた。残り5周になるとペドロサがコーナーで膨らんだ隙をついてロッシが彼をオーバーテイクをしたが、直後にロッシもコーナーで膨らみ、再びペドロサが前に出た。2人が激しいトップ争いをしている間にストーナーは徐々に2人との差を縮めていった。残り3周の時点で、2位ロッシと3位ストーナーとの差はコンマ8秒だったが、結局最後までストーナーが彼らを捕らえることはなかった。
残り2周、ロッシは1コーナーのブレーキングで前にでるが、突っ込みすぎてアウトに膨らみ再びペドロサにリードを許す。しかし、このラップでロッシは再びペドロサの前に出てトップに立った。ファイナルラップでも集中した走りを見せたロッシはペドロサを抑えてオランダGP以来となる優勝を飾った。
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