
カワサキレーシングチームは今日、アンソニー・ウエストが2007年シーズンの残りをオリビエ・ジャックの代わりに走ることを発表した。25歳のオーストラリア人ライダーのウエストは、オリビエ・ジャックが今後チームのテストと開発の役割に専念することを決心したために空いたシートに座ることとなる。
何度もクラッシュを喫し、たびたびケガをしてレースを欠場したジャックは、このシリーズでレースを続けることにどんどん大きな不安を抱くようになっていた。さらに、カワサキのレギュラーテストライダーの松戸直樹が、今年の初めに負ったケガのために仕事ができずにいる。そのため、250ccの元世界チャンピオンであるジャックは、フルタイムのテストと開発の仕事に戻る決心をした。この分野では、彼の技術と経験が証明され、また本当に必要とされている。
レギュラーのライダーとしてジャックの後のシートを手に入れたアンソニー・ウエストは、以前は250ccクラスでアプリリアのバイクに乗っていた。その選手権では成功しなかった彼は、その後ヤマハワールドスーパースポーツチームへと移籍した。その600ccマシンに乗って3レース目で、ウエストはモンツァで3位を1回、シルバーストンと先週末のミサノで2回の優勝を果たし、カワサキのボスの目に止まった。そして彼はウエストをプレミアクラスで新しいポジションに抜擢した。
今週末にドニントンパークで行われるイギリスGPで、ランディのチームメイトとしてMotoGPデビューを果たすウエストは、今までのところ、2週間前のカタルーニャでのレースの後の短いテスト以外は、カワサキのニンジャZX−RRに乗る機会はほとんどなかった。
彼はいつもつけている14番は、すでにチームメイトのド・プニエがつけているため使えないが、アンソニーは勇敢にも13番を自分のナンバーとして受け入れた。
ジャックは自身の決定について次のようにコメントした。「僕は今シーズン何度かクラッシュをして、何度も大けがをした。そして、今、僕は疲れてしまったし、肉体的にも弱っている。僕の体は常に、もうそろそろやめたほうがいいと訴え続けていたし、もうトップレベルで戦うのに十分な競争力もない。もちろん難しい決断だったけど、カワサキと僕は合意に達して、僕はレースの世界に関わり続けることができることになった。僕はフェンスの反対側でのこの役割に情熱を感じているよ」
アンソニー・ウエストは次のように語った。「僕は結果が出せなかったし、あまり満足していなかったので、250ccのチームを離れた。その後600ccのヤマハチームで何回かレースに出て、とてもいい結果を出した。そして今、僕は800ccのMotoGPのバイクに乗っている。小さいバイクから転向してきたけど、僕はニンジャの方がずっとなじんでいるよ。大きくて、僕にとってはより自然な感じなんだ。何よりも、これまでのバイクよりも僕に合っている。ZX−RRをテストしたとき、僕はすぐに慣れたよ。思ったよりもずっと楽に乗れて、パワーもスムーズに、簡単に使いこなせた。シーズンの残りの僕の目標は、安定した走りをすること、いい結果を出すこと、そしてすぐにクラッシュしたりしないことだよ!」
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