
ヴァレンティーノ・ロッシは、日曜日の午後にへレスで行われた40分間の「予選セッション」で勝利した。これにより、彼は新品のクルマBMW Mと、もっと重要な、ライバルたちに対する精神的に大きなアドバンテージを手に、日曜日の夜にへレスを後にすることになる。5回のMotoGP世界チャンピオンであるロッシは、MotoGPの公式テストで、セッションが残り5分となったところで1分38秒294のラップタイムを記録し、2007年BMW Mアワードを手に入れた。
ロッシがこの賞を受賞するのはこれで2度目となり、800ccのヤマハM1にとっても素晴らしいプレシーズンの締めくくりとなった。
このイタリア人ライダーは、それまで先行していたダニ・ペドロサに僅差で勝つのにかなり努力をしなければならなかった。ペプソルホンダのライダー、ペドロサは、真っ先に1分40秒を切るタイムをだし、1分39秒の壁も破ってトップに立ち、早めにアタックを終えた。ロッシが最速タイムを出したのを見て、ペドロサは最後にもう一度、4つのセクションすべてで自身の最速タイムを上回る完璧なラップをして見せた。彼の最終的なファステストラップは1分38秒527で、チャンピオンシップのライバルであるロッシに0.2秒及ばなかった。
昨年BMW Mアワードを勝ち取ったコーリン・エドワーズは、2006年の勝利を再現することができなかった。しかし彼もロッシとともにトップ3に入り、ヤマハファクトリーチームのポテンシャルを見せつけた。テキサスのトルネードと呼ばれるエドワーズは、授賞式が終わるとすぐにテストを続け、いつものようにバイクの開発に貢献していた。
世界チャンピオンのニッキー・ヘイデンは、限界まで攻めることはなかったが、不要なリスクを避けつつも速いラップタイムを連続して出していた。ケンタッキー出身の彼にとって、今年は激しい戦いの末勝ち取ったタイトルを守ることが最優先のことであり、今週のへレスでも着実に仕事をこなしていた。トップ4はミシュラン勢で占められ、ブリヂストンが最近力強いパフォーマンスを見せていただけに、ミシュランにとってはうれしいニュースとなった。
ランディ・デ・プニエ、ケーシー・ストナー、ロリス・カピロッシ、そしてクリス・バーミューレンが、ブリヂストンライダーの中でトップテンに入り、さらに先頭グループの中に異なるメーカーのバイクが並んだことで、800ccバイクの力が同等であることを示した。
BMW Z4 Mクーペは、ドルナのCEOであるカルメロ・エスペレッタとBMWのスポンサリングジェネラルマネージャーであるアクセル・ジマーマンの手によってロッシに授与された。その後、多くのライダーたちはコースへと戻り、2007年のシーズン前のテストを続けた。ここでは、レースシミュレーションと最後の調整を行っていたカワサキの2人が1−2でテストを終え、ランディ・デ・プニエがタイムシートのトップを飾った。彼らのすぐ後にはトニ・エリアス、アレックス・ホフマン、ペドロサ、そしてロッシが続いた。
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