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ブリヂストンのMotoGP担当者に聞く

ブリヂストンのMotoGP担当者に聞く

19 02 2007

ブリヂストンモータースポーツのタイヤを履く5チームにより、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで先週、大規模な、そしてチャレンジングなテストが行われた。このテストでは、3週間足らずに迫ったカタールでの開幕戦に向けて、ポジティブな結果と注目すべき発展が見られた。

ブリヂストンの2輪モータースポーツ部門の責任者である山田宏が、今週のテストを振り返った。カタールはこれまでいつも、ブリヂストンにとっては厳しいコースだった。

先週は何か進歩はありましたか。
確かに楽ではなかったけれど、非常に興味深いテストでした。我々は昨年のレースと同じ構造のタイヤを基本としてまず使ったのですが、すぐにそのときとは路面の性質が変化していることに気付きました。去年よりもグリップがあるようだったので、元々予定していた違った構造のタイヤも試すことにしました。

正確にはどの程度タイヤの性能が変わったのですか。
カタールは常に、非常にユニークなトラックで、他では使わないような、ここ専用のタイヤを開発しなければなりません。こうしたタイヤはこれまでレースシミュレーションで耐久性を発揮していたのですが、今回の3日間のテストでは、フロントタイヤの性能に特に変化が見られました。グリップレベルが上がったことで、我々の「スタンダード」のフロントタイヤの構造にぴったりの路面になったことは、嬉しい驚きでした。過去にこのタイヤを使ったときには、レースシミュレーションの早い段階で摩耗が起きてしまっていたのですが、先週は何チームかにおいて性能が飛躍的に向上していました。

この状況はカタールでの開幕戦でも同様でしょうか。
数週間後のカタールでは、グリップレベルはまったく同じであると予想しています。カタール特別仕様のフロントタイヤも使うことができますが、いくつかのチームにとっては通常のフロントタイヤのほうがいい可能性もあります。タイヤの好みは人によっても違うので、各チームがブリヂストンの担当エンジニアと、最善の判断ができるよう密接に作業をする必要があります。いずれにせよ、我々は800ccマシンによる多くのデータを持っているので、今年のレースが始まる前にさらに進歩したいと思っています。

リアタイヤのパフォーマンスはどうですか。
まだレース用のフロントタイヤが決まっていないのですが、この3日間のテストでは、リアタイヤの構造と形状についての方向性をまとめるのに非常に役立ちました。先週のテストでは、最初、リアタイヤの寿命に問題が発生していたのですが、新しい構造のタイヤを使うことができて、いい効果がありました。その後、このタイヤを使っていくつかのチームで確認したのですが、レース距離を走ってもよく機能していることが分かりました。我々の次の仕事は、バイクとライダーの特徴にフィットした最適なコンパウンドを見つけることです。

ライディングスタイルをブリヂストンタイヤに合わせるのに苦労していたチームやライダーはいませんでしたか。
全体的には、我々の目的はタイヤの構造の方向性を正しい方へ持っていくことだったのですが、これからは、タイヤをチームそれぞれの要求に合ったものに調整していく作業を始めます。何人かのライダーは、ライディングスタイルにタイヤを合わせるために、さらに作業が必要となります。どのライダーも自分のスタイルに合ったタイヤを求めており、これは我々の開発計画にも含まれています。今のこの早い段階では、我々はチームやライダーの要望に答えるためにできる限りのことをします、ということしか確約できませんけどね。

4つのメーカーがブリヂストンのタイヤを使うので、今シーズンの仕事はずいぶん大変だと思います。すべてのチームの要求に応えることを、会社として約束できますか。
ブリヂストンモータースポーツが行うあらゆる分野の活動において、私たちはすべてのチームに対して平等に関わっています。4つの異なるメーカーにタイヤを供給するのは確かに大変なことです。でも、我々は限界も分かっています。今シーズンのタイヤ制限により、我々はより多くのチームにタイヤ供給ができるようになり、また各チームにサービスエンジニアを派遣して、きちんとフィードバックが行われ、その後それが生かせるようにしているのです。


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